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タイヤ

タイヤは自動車の構成部品で唯一地面に付いている部品です。過酷な条件の中でどんな種類のタイヤも、さまざまな性能が要求されます。

荷重支持
自動車の体重を支えます。車体や乗員・積荷の荷重を支える働きです。
制動・駆動機能
走る・止まるの力を伝えます。
エンジンからの駆動力を伝え走る・減速、そしてブレーキの制動力を路面に伝えて止まる働きです。
緩衝機能
ショックを吸収します。走行中の地面からのショックを吸収して、緩衝する働きです
進路保持機能
方向を転換・維持します。ハンドルの操作通りの方向に曲がったり、直進を保つ働きです。

車の走行に密接に関連する部品ですので、定期的に点検を行いましょう!

タイヤの点検ってどうすればいいの?

タイヤを外側から見て、傷が無いか、溝に石が挟まっていないか確認します。
特にタイヤ内部のコードに達している傷や割れのあるタイヤは危険です。傷を発見したら、走行は避けてください。
また小石が挟まっているときは、ドライバーの先など細い棒でとってください。その際タイヤを傷つけないように気をつけましょう。

空気圧の点検って?

車にあった空気圧の調整が必要です。
また、タイヤの空気圧は自然に低下するので、定期的にエアゲージで点検が必要です。
車種によって適正な空気圧は違うので自分の車の適正な圧力がどのくらいなのか確認しましょう。運転席のドアを開くと、車体側に表示されている車が多いので、確認してみましょう。

空気圧は低すぎると路面に対してタイヤの抵抗が大きくなり、燃費の悪化、磨耗も激しくなります。また、高速移動の場合、破裂の危険性もあります。
逆に、空気圧が高すぎると外部からの傷を受けやすくなり、固い乗り心地になります。

タイヤは交換する必要がありますか?

タイヤは消耗品です。車の走行により摩耗したり、傷がついたりします。
摩耗が激しいと、スリップの原因等になり安全に走行できなくなる場合がありますので、タイヤの溝が浅くなってきたら交換が必要です。

タイヤには交換の時期を黙視する為に、スリップサインを目安に交換目安はかることができます。
新品のタイヤは、7~9ミリ程度の溝の深さがあります。溝の底から1.6mmのところにスリップサインと呼ばれる目印があります。(下図参照)

タイヤのスリップサイン

この限界の溝の深さは法律で定められており(道路運送車両法)それより浅い溝のタイヤは公道で使用することはできません。

また、季節によってもタイヤを交換する必要があります。
秋から冬にかけ寒くなってきたら、安全な走行を保つため、路面の凍結や雪が降る前に冬用タイヤ(スタットレスタイヤなど)に交換しましょう。

夏タイヤとスタッドレスタイヤの違いは?

スタッドレスタイヤと夏タイヤの大きく異なる点は、「ゴムの質」です。 スタッドレスタイヤのゴムは、低温でも軟らかい状態を保つことができる性質を持っています。また、各タイヤメーカーで形状は変わりますが、滑りの原因となる氷上の水膜を除去するための工夫が施されています。

タイヤの保管で気を付けるべきことはありますか?

タイヤは直射日光、紫外線、雨水、油、熱等を嫌います。
シーズンでタイヤを保管しておく場合は、暗く涼しいところに空気を抜いて置いておきましょう。

ハイドロプレーニング現象とは?

雨の日のような水の溜まった路面を高速で走行したとき、タイヤが水に浮き、車のコントロールができなくなる現象をハイドロプレーニング現象といいます。

この現象はタイヤの溝の深さや水たまりの深さによって発生速度は変わります。ブレーキもハンドル操作も効かなくなるため非常に危険な状態に陥ります。

すり減ったタイヤの走行にはこのような危険も潜んでいます。

スタンディングウェーブ現象とは?

空気圧が低いタイヤを使用して高速走行を行った場合、タイヤの接地面より後方が波状に変形する現象をスタンディングウェーブ現象といいます。
タイヤの接地部分の歪みは波となって前後に伝わるため、波(タイヤ自身の歪みによる変形)の伝わる速度よりタイヤの回転が速いと、波が重なり合って大きな波となりタイヤを変形させます。 この波は運転者には認識しづらく、タイヤが不規則に揉まれるような状態になるため急速に加熱し、短時間で破裂してしまいます。

高速道路での高速連続走行はタイヤへの負荷が大きく、空気圧が低下しているとバーストにいたらなくてもセパレーション(はく離)を起こすなどの危険があります。非常に危険な状態なので、高速道路を走る前には、タイヤの空気圧の点検が必須です。